生命保険に加入しようと決めたら知っておきたい生命保険の基本

生命保険ってわかりづらい。
学校で教えてもらえるものでもないし、保険会社の相談員から話を聞いてもいまい理解できない。

そもそも、本当に生命保険って必要なの?

細かい約款、細かい条件、無数に存在する生命保険…。
一体、どのように比較検討して、どれに加入すれば良いのでしょうか。

この記事は、私が実際に保険相談などで学んだこと通して、生命保険って何?どんな種類があるの?という点についてまとめています。

目次

生命保険はライフステージから判断する

私が生命保険に入ろうと決めたのは、「結婚したとき」と「妊娠したとき」です。
どちらかというと、妊娠したときに本腰をいれて生命保険の検討をしました。

生命保険の大きな役割は、ざっくりいうと「自分の死後、遺族にお金を残すため」です。
扶養している家族のために残すので、子どもや扶養する対象者がいない場合、加入する必要はないことが多いです。

扶養家族やパートナーが生涯働けないなど、特別な事情がある場合は検討したいところ

私が学生の頃、父が病気で他界しました。
そのときに生命保険があったおかげで当面の生活費ができ、母と共にやりくりして生活することができました。

万が一の場合、生命保険が遺された家族の生活を助けてくれる大事なツールになることは体験済み。
だからこそ、妊娠してすぐに加入を検討しにいったわけです。

このような感じで、扶養する対象者がいるライフステージの場合は、生命保険を検討していきましょう!

とはいえね、生命保険にも種類が結構あるので、事前に知っておくと保険相談を利用するときもすんなりと理解しやすいかと思います。

次は、生命保険の種類と選び方について紹介します。

「掛け捨て」と「貯蓄型」

生命保険には、掛け捨てと貯蓄型の2つがあります。
違いは以下のような感じ。

掛け捨ての保険
保険料は掛け捨て
解約しても掛け金は戻ってこない
保険料は割安
保障期間に限りがある

貯蓄型の保険
貯蓄性のある保険
保障は一生涯
保険料が高め
解約時にお金が戻って来る

これ、一般的にはどちらも「生命保険」と呼ばれているので分かりづらいんですよね。
次からは、それぞれの特徴を説明します。

保険は種類がたくさんあって設計自体複雑なので、おおまかな特徴だけでも知っておくと役立つよ!

掛け捨ての生命保険

掛け捨ての生命保険は、掛け捨てである代わりに、月々の掛け金を低く抑えて必要な保障を得るものです。

テレビCMなどで見聞きしたことがあるかもしれませんが、月々数百円から加入できるものもあるので抵抗感なく加入できるのもポイントですね。

インターネットでぽちぽちっと加入できるくらい手頃で手軽なものも多くあります。

たとえばですが、以下のようなものです。

O生命保険:30歳男性
保険期間:10年/月額約620円
死亡保障:500万円
解約時返戻金:なし

保険期間は自身でいろいろと設定できるものが多いので、欲しい期間だけ手厚くすることもできます。

冒頭で述べたような扶養家族がいない場合でも、なんらかの理由で自身の死亡時にまとまったお金を作っておきたい場合にも活用できますね。

探せば高齢でも、持病があっても入れるものがあるため、わりとカバーできる人も広め。
医師の診断が不要のものがあったり、勤務先や個人で受けた健康診断の結果を添付するだけで加入できるものも存在します。

その代わり、保険期間が有期のものが多く、定期的に加入しなおしたり、保険期間が終わったあとも継続したい場合は、保険料が値上がりすることがあります。

広く知られているのは、一括でまとまった保険金が受け取れるタイプですよね。
実は、掛け捨て保険のなかには、「月々受け取れる年金タイプのもの」も存在します。

そういったものは、保険期間を長く維持する代わりに、最初は支払う保険料が高めですが、徐々に安くなっていくものもあったりします。

ここを詳しく説明すると長くなるので、別の記事にまとめていこうと思います。

まとまったお金が受け取れるタイプと、月々受け取れる年金タイプがあることを知っておこう!

貯蓄型の生命保険

貯蓄型の生命保険で代表として知られているのは「学資保険」で、子どもが生まれたらとりあえず検討したくなる保険ですよね。

その他、終身保険と呼ばれているものも貯蓄型保険に該当するものが多いです。

貯金代わりに利用している方もいるかもしれませんし、利用を検討している方もいるかもしれません。

貯蓄型の生命保険を利用するくらいなら、貯金として積み立てたほうがいいんじゃない?…と思うかもなんですけど、保険の良いところって「万が一のときに受け取れる」ことなんですよね。

貯金が50万円しかない場合、万が一がおきたらそれだけですが、保険はまとまったお金が得られます。

それに、貯蓄型保険を満期までちゃんと積み立てたら、ちょっと増えて戻ってくるんですよ。
めちゃくちゃ増えるってことはないですが、銀行の定期預金より利率は良いです。

一例ですが、以下のようなものがあります。

O生命保険:35歳男性
保険期間:終身
保険料払込期間:15年/月額約20,000円
死亡保障:500万円
満期時解約:370万円

ただ、逆に満期前に解約すると払い込んだ保険料以下の金額しか戻ってこないこともあります。
保険によっては、契約から○年間は解約しても一切戻ってきません、なんてものもあるんですよね。

なので、貯蓄型の保険を契約するときは家計に無理なく続けられる保険料を設定するのがポイントです。

学資保険として検討するときは、保険期間が長いほうが返戻率も高くできたり、家計の負担が軽くなったりするので、妊娠がわかったら早めに加入することをおすすめします。

貯蓄型保険には税制優遇があるため、税金対策として利用する方もいるよ!

貯蓄型保険は、解約しなければ死亡保障として一生涯保証が続くのもポイント。

契約前にライフプランを設計しよう

さて、結婚したとき、あるいは妊娠したときに保険を検討する理由って、なんですか?
おそらく多くは「生活の保障」と「子どものための保障」だと思います。

子どもの保障の目的は教育費だったりするんじゃないかな?そこもポイントだよ!

私、知らないまま保険相談にいって教えてもらったんですけど、生命保険を契約するとき、マネープランを含めた人生設計が必要だったんですよ。

必要というか、必要になってくるって感じですね。

たとえば希望する子どもの人数とか、自分の年齢とか、持ち家か賃貸かとか。
あとは会社で加入している保険の種類とかですね。

自分で出してみてもいいですし、なかなか骨の折れる作業なので保険相談でヒアリングしながら出してもらうことも可能です。

この人生設計をライフプラン(ライフプランニング)と呼んでいました。

ライフプランを出すと、保障が「いつまでにいくら必要か」が見えてくるので、生命保険に果たしてほしい役割と目的も見えてくると思います。

逆に、いまの経済状況や今度の人生設計を把握しないままだと、無駄な保障額になって保険料がバカ高くなったり、自分に合ってない保険に加入してしまう、ということも発生してしまうかも。

そんな無駄をなくすために、先に掛け捨てと貯蓄型の違いを理解することが大事だったんです。

保険を契約する前に知っておきたい基礎知識をまとめると、以下の2点。

掛け捨てと貯蓄型の特徴を理解する
ライフプランを設計すると目的が明確にできる

掛け捨てと貯蓄型の2つに分類できても、そのなかでもいくつかタイプが分かれています。
どちらにも年金型があったり、支給条件が違っていたり…。

とにかく、膨大な数がの生命保険の中から1つを選ぶって、相当難しいです。

できればファイナンシャルプランナーなど、専門資格を持った人に相談するのが良いんですけどね…。
他人にお金のことを相談するの、結構勇気がいるなぁ…って人もいるかもしれません。

こればかりは人によって欲しい保障内容が異なるため、これが正解!というのはなかったりするんですよね。
だからこそ悩んでしまうんですけども。

「ほしい保障は人によって違う」ということを前提に、次の記事では、実際にFP資格を持つ私が、保険を組み立てた方法や考え方をまとめていきますね。

参考程度のものになりますが、どういった感じで選んでいったのか参考になれば幸いです。

お楽しみに!

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この記事を書いた人

お金は使うのも貯めるのも好き。ゲームも好き。
借金200万円あったけど返済した後、結婚して30代で1200万円貯めました。
◼︎保有資格
ファイナンシャルプランナー3級、整理収納アドバイザー1級
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