家計をラクに管理しながら貯金まで増やす”2つの口座”と”1つのアイテム”

私が貯金300万円を貯めるまでやってきたことの中に、「目的別に銀行口座を分ける」というものがありました。

具体的には、支出と貯金口座を完全に分離し、お金の流れをシンプルにしたことです。

口座を分けると手間が増えてシンプルにならない感じもしますが実は逆で、お金の流れが整うため、貯金がはかどるようになりました。

これは金融資産が1,200万円を超えたいまでも継続していますが、改めて良い方法だなぁと感じています。

もし、現在すべて一緒の口座になっているなら、この方法はとても効果的です。

支出と貯金はすでに分けているけど増えないという方は、もう少し細分化することで効果を発揮してくると思います。

まずは基礎的な口座分けの方法から、その先の貯金が増える口座分けまで、私なりのやり方をまとめました。

執筆者:山口 海(やまぐち うみ)
お金は使うのも貯めるのも好き。ガジェットもゲームも好き。
◼︎保有資格/ファイナンシャルプランナー3級・整理収納アドバイザー1級
BlueSky:@umi-log.bsky.social

目次

お金の管理をラクにする

お金の管理を楽にするために用意したい基本的なツールが3つあります。
それは以下の3つ。

  • 収入・支出用口座
  • 貯金用口座
  • 現金、またはクレジットカード&支払い用ツール

この3つを準備し、実行に移すためには「家計予算の設定」をすることが必要です。
以下の記事に家計予算についてまとめているので、参考にしてみてください。

理想は支出口座を2つ準備すること

個人的におすすめなのが、収入用口座と生活費の引き落とし口座は同じ口座にして、特別な支出をもう1つの支出用口座に分けることです。

収入&支出(生活費)口座
光熱費、スマホ代、インターネット料金、、ガソリン代、食費などの生活費、各種サブスク、被服費、他

特別支出口座
医療・生命保険料金、学校教育費、車の保険・車検費、旅費等、税金、火災・家財保険、他

2つに分ける理由は、お金の管理をラクにすることにあります。

生活支出と特別支出を分けることで、お金の使い道がはっきりと把握できるようになったり、特別支出用の積立をするときも楽になるため、とてもおすすめの方法です。

特別支出は年に数回、年1回、数年に1回のものなど、たまに支払うものを設定するといいよ!

貯金用口座は目的別にいくつあってもいい

収入・支出用口座は1つで良いですが、貯金用口座はいくつあっても良いです。
目的の数だけ分けても良いですが、あまり多すぎると大変なので、ざっくり3つくらいで管理するのがおすすめです。

実は、この貯金用口座を目的別に分けることが、貯金がしっかりと増えていくポイントでもあります。

貯金の時間軸に注目する

貯金を分けるときは、時間軸に注目すると良いです。
たとえば、老後用資金は「長期」、教育費は「中期」、家電買買い換えや旅行は「短期」といった感じです。

時間軸ごとに、口座を3つ持つのがおすすめです。

長期用なら銀行口座だけではなく、会社の財形や持ち株会、投資口座も視野に入れてみてね!NISAやiDeCoといったものを使うという手もあるよ。

貯金が思うように増えていないと感じる方のなかには、この時間軸がブレている可能性があります。

教育費として貯めていたつもりが、家電を買い換えて減っちゃった、とか。
わかりやすく言えば、こんな感じですね。

でも、家電用として貯めたお金が、家電を買ったために減っただけならば、そこまで貯金ができていないとは感じないと思うんです。

貯金が増えていないと感じる方は、貯金の目的と達成度について、いまいちど時間軸から決め直して、口座をわけてみてください。
それだけでも、かなり整理ができるはずです。

そして、目的に沿って貯金用口座をわけることでご自身の貯金状況と使用状況が把握できるので、心理的な安心感が大きくなってくると思いますよ!

支出を整えるクレジットカードと決済サービス

支出に関して思うのは、現金払いとクレジットカード払いは「混ぜるな危険!ということです。

現金ならすべてを現金でやりくりする、クレジットカードならすべての支出をカードで払うほうが、家計管理の面からみると「楽」かつ「シンプル」になります。

私も以前は現金とクレジットカード払いをごちゃ混ぜにしていましたが、夫婦共有で管理するのも大変でしたし、お給料日にやることも多くなってしまい、逆にわかりづらい状態になっていました。

現金管理の場合、家計簿に記入するか、レシートを保管する必要があるので、できればそういった手間は極力省きたくなったんですよね。

家計予算の記事にも書きましたが、夫婦で共有しやすくするためにも、現金や家計簿といったツールは使わず、電子的に記録が残るクレジットカードを採用して共有しやすくした、という感じです。

そのような経験から、現在はクレジットカード払い1本にまとめています。
家族が生活用品を買う場合も、同じカードの家族カードを使うことで1枚にまとめられています。

クレジットカードは使いすぎる?

「クレジットカードは使いすぎるから」とか「親から強く禁止されていたから」等で、強い拒否感をお持ちの方もいるかもしれません。

私も親からクレジットカードだけは作るな!なんて言われたなあ。親心からかもしれないね。

ですが、スマホ料金とか、インターネット料金とか、電気・水道・ガスといった月1回の引き落としもクレカを利用しないというのは、ちょっともったいないと感じます。

たとえばポイント還元率が1%のクレジットカードで、月々10,000円を支払うと年間で1,200円分還元されます。
それだけでもお得だなぁと思うのですが、どうでしょうか?

仮に、スマホとネットで2万円、水道光熱費で2万円、合計4万円を還元率1%のクレカで払っていたら、年間でもらえるポイントは4,800円分になります。

普段使いに抵抗がある方は、まずは固定費の支払いからクレジットカード払いにしても良いかもしれません。

もしくは、銀行から直接引き落としている支払いがあるなら、それらのものからクレジットカード払いに切り替えるのがおすすめ!

ポイント以外のメリットとして、名義変更や住所変更、あるいは口座の変更があった場合、銀行から直接引き落としている場合は引き落としの数ほど手続きが必要になりますが、クレジットカード払いならクレカ側の変更のみで済みますね。

支出を整える神ツール「キャッシュレス決済」

クレジットカード払いは抵抗があっても、キャッシュレス決済は導入したい、あるいはすでにしている方もいるかもしれませんね。

若い世代には「当たり前」になりつつあるスマホによるキャッシュレス決済も、私と同じアラフォー・アラフィフ世代の中には、ちょっとワケわからんな…なんて思ってる方もいそうです。

というか、私がそうでした笑

最近、メルカリを始めたこともあって、メルペイを使い始めました。
そして、マイナンバーカードを作ったときに、ポイントをPayPay(ペイペイ)で受け取ったのもあり、これも使い始めました。

クレジットカードの使いすぎを心配している方は、クレジットカードから決済アプリにチャージして使うことで、使いすぎに一定の効果を出しつつ、ポイントの恩恵を受けるという方法もありますね。

それでもやっぱりクレカはちょっと…という方には、銀行口座からの直接チャージという方法もありますね。

上の子が使っている方法なんですが、バイト代が振り込まれる口座と決済アプリのPayPayを紐付けして、銀行口座から直接アプリにチャージして使っているようです。

「ちょこちょこ下ろしてたけど、手数料めっちゃ取られて悲しいからPayPay払いに統一した〜!」と言っていました。

決済アプリは、取引履歴から「いつ・どこで・いくら使った」というのを確認できるので、家計簿代わりに活用するのもアリだと思います。

口座分けのまとめ

私自身、口座を分けて管理するようになってきてしっかりと貯まるようになってきました。

  • 支出用口座は2つ作る
  • 貯金口座は支出用口座と別にする
  • クレカや決済アプリは家計簿代わり活用する

お金の流れや管理方法に手を加えて仕組み化する。

これを主体に考えてきた結果、口座を分ける・クレカをフル活用という管理方法に落ち着きました。

この記事で紹介した方法、全部ではなくても、1つでも「これいいな!」と思った方法があれば幸いです!

住まいランキング
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

お金は使うのも貯めるのも好き。ゲームも好き。
借金200万円あったけど返済した後、結婚して30代で1200万円貯めました。
◼︎保有資格
ファイナンシャルプランナー3級、整理収納アドバイザー1級
BlueSky:@umi-log.bsky.social

目次